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『スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-』スーファミ時代からスターオーシャンのファンが思うスターオーシャン5

子供の頃、周りがやれドラゴンクエストだ、ファイナルファンタジーだと言っている中、私が初めて購入したRPGソフトはスターオーシャンでした。当時はまだスーパーファミコン時代で、RPGはコマンド式が多い中、スターオーシャンは自分でキャラをバトルフィールド内で操作し、ボカボカ敵を殴るタイプの新しい物でした。また、戦闘にボイスがついていたり、よくありがちな中世ヨーロッパ風の異世界が舞台ではなく、未来の地球が出てくるSFという点でも、他のRPGとは全く違った為、そこが気にいり購入しました。以来、現在の5に至るまで、全てのスターオーシャンをプレイしています。

待ちに待ったスターオーシャン5、プレイして思ったのは、やっぱり楽しい~!!です。コマンド式ではなくアクションや格闘ゲームの様なバトルは、かなり戦略の幅が広がりますし、何より面倒な作業感が無く、敵の動きや味方の動きで同じステータスでも状況がかなり変わってきますので、とても面白く感じます。ただ、今回は特定のキャラを死なせない様に戦闘中守りながら戦わなければゲームオーバーというパターンが数回あったのですが、これで何度もゲームオーバーになってしまい、流石のひどさに投げかけてしまいました・・・何度も戦闘をするのはかまわないのですが、戦闘の前の同じイベントを何度も見なければならないという事が苦痛で苦痛で・・・。ただ、先程も言った通り、プレイヤーの動きによってかなり戦況が変わるので、何度もやっているうちに「あぁ、こうすれば勝てるのか!」という事に気付いてクリアできるというのは、謎解きRPGに似た感覚を覚えました。

ストーリーはいつもの未開惑星!という感じですが、流石PS4ともなると、マップが美しいです。FFやらもプレイしているので、美しいグラフィックは当たり前状態ですが、それでも感動しました。CGムービーも美しく、かつ量が適量だったので、いつまでもTVの前でコントローラーをテーブルの上に置いて正座して画面を眺めている・・・という、ゲームなのか映画なのか分からないゲームにはなっていなかったので、その点も良かったです。最近RPGに萎える理由は正直そういう物が増えた点にありましたので。

ストーリーの要となる少女を守りたいと思えなかったので、どうしても物語に入り込むという事が出来なかったのは残念でした。アイテムクリエーションも、ウェルチのイベントをいちいち見て行かないと進めていけないので、この点は少々苦痛でした。

音楽は安定の桜庭さん。通常バトルの音楽が特に素晴らしい、本気の桜庭さんの音楽でした。以前の使いまわしが多かったのですが、以前からのファンの私としては「懐かしい~OKOK」でした。人によっては使いまわしが多いと感じたかもしれません、それ位多かったのは確かです。

スターオーシャンシリーズのピークは、やはりPS時代の2なのでしょうか。大事な所でよくバグで止まる2でしたが、自分の思春期と被った事もあり、やはり私の最高は2です。よくキャラゲーだと言われますが・・・確かにキャラゲーだったと思います。男主人公が当たり前の中、女主人公を選べて、尚且つ異性キャラとEDまで迎えられるのですから。RPGに恋愛シュミレーション要素が入った、かなり贅沢なゲームだったと思います。当時はそういうのは珍しかったですし、マンガやアニメ等でも一番盛り上げやすかったのでしょう。

世間的には、3のラストで今までどっぷりと楽しんでいた世界観をぶち壊されたという事から、その後のスターオーシャンにはネガティブな印象しか抱けなくなってしまったという人が多い模様ですが・・・。でも、それでもつい期待して新作を買ってしまっている人が多いのだなとも感じました。正直私も3のラストはショックだったクチですが、それでもあのスターオーシャンにしかないやりこみの要素やバトルの面白さ、SFと未開惑星のまざった独特の雰囲気を求めて買ってしまうんです。

5は3をリスペクトして作ったという事ですが、次回作を作るなら是非2をリスペクトして作ってほしい、出来れば3のラストをいい感じに説明できる様に作ってほしいなぁなんて思います。