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カプコン決算短信、『モンスターハンター ストーリーズ』軟調

カプコンの決算短信(2017年度第3四半期)が掲載されました。

2017年3月期 第3四半期決算短信

株式会社カプコン | 決算短信(日本基準)

第3四半期の売上高は、535億円(前年同期比で6.2%減)、営業利益は、51億円(前年同期比で51.7%減)、純利益は、27億円(前年同期比で60.6%減)となりました。営業利益、純利益ともに減益となり、デジタルコンテンツ事業(ゲーム事業)の不調が、その要因としてあげられます。前年同期の『モンスターハンタークロス』の反動減に加え、『モンスターハンター ストーリーズ』が軟調とのこと。一方、アミューズメント施設事業、アミューズメント機器事業は増益。パチンコ、パチスロは好調のようですね。

『モンスターハンター ストーリーズ』はどうだったのか?

決算でもはっきりと軟調と言及されていた『モンスターハンター ストーリーズ』。キッズ向けのモンスターハンターとして、成功が期待されていましたが、そう簡単にはいきませんでした。初週売り上げは約14万本で、消化率は60%台。『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』の方が売れてますぞ。フジテレビ系列でアニメ放送も開始されましたが、こちらも大苦戦中のようです。

モンスターハンターと言えば、「はちみつちょうだい」で有名な「ゆうた」はびこる地。マナーが著しく欠けているプレイヤーを「ゆうた」と呼びますが、その「ゆうた」大量発生の要因が、プラットフォームを「Nintendo 3DS」にしたことによるキッズ流入と言われています。にもかかわらず、いざ「ゆうた」を獲得しようとすると、「ゆうた」はついて来てくれないという悲しさ。キッズ商売の難しさを感じます。