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『バイオハザード0 HDリマスター』、初代バイオハザードの前日譚

サバイバルホラーの金字塔、バイオハザードシリーズの『バイオハザード0』がHDリマスターとなって登場です。『バイオハザード HDリマスター』に引き続いての紹介となります。『バイオハザード HDリマスター』同様に、「PlayStation 4」「Xbox One」などでダウンロード配信中。パッケージ版なら、『バイオハザード HDリマスター』とセットになった『バイオハザード オリジンズコレクション』があります。

バイオハザード0 HDリマスター

バイオハザード オリジンズコレクション

HDリマスターの進化

変更点は、『バイオハザード HDリマスター』と大きく変わりません。グラフィックがHD化し、画面比率も「16:9」に対応しました。操作性がアレンジされ、スティックの進行方向にそのまま移動するようになり、日本語吹き替えが追加されました。また、エクストラコスチュームが数多く追加となりました。『バイオハザード HDリマスター』にもエクストラコスチュームはありましたが、今作は数が多く、その多くが主人公であるレベッカのコスチュームとなっています。懐かしいクラシックスタイルのコスチュームから、一部の紳士を唸らせるあざといコスチュームもあります。その他、「ウェスカーモード」なるエクストラゲームも追加されました。

置くシステム

『バイオハザード HDリマスター』と同様に、ゲームシステムそのものの変更はありません。これで終わったら語ることがないため、本作にしかない特徴的なシステムを紹介します。ずばり「置くシステム」です。「置くシステム」は何かというと、アイテムを自由に地面に置けるシステムです。アイテムを置く行為は、今となっては珍しいものではないかもしれません。マルチプレイのゲームなどで、アイテムの受け渡しの手段としてもよく使われます。

ゲームキューブ版発売当時は、この「置くシステム」が積極的にアピールされていました。アイテムが地面に置けるから何なのだと思うかもしれませんが、『バイオハザード0 HDリマスター』にはアイテムボックスがありません。だから、持ちきれないアイテムは地面に置かざるを得ないのです。アイテムをどこにでも置けるため、アイテムボックスより便利に感じるかもしれませんが、アイテムボックス同士の異次元の繋がり(保管されているアイテムの同期)はないため、欲しいアイテムが置いてある場所まで、戻らなきゃいけないという状況が多々起きます。特に多くのユーザーが「フックショット」を置き去りにして後悔したことでしょう。そのため、広間などに集中的にアイテムを置き、取り回しを良くしようとするのですが、フロアごとに置ける数に上限があり、置きたくても置けないという状況になり、地味にストレスが溜まります。

「置くシステム」は、評価があまり芳しくないようです。ただし、RTAを意識すると「置くシステム」の評価が多少変わります。「置くシステム」は、マップを把握してはじめて輝くシステムのように思えますね。

ウェスカーモード

エクストラゲームとして「ウェスカーモード」が追加されました。レベッカのパートナーであるビリーがウェスカーになるモードです。とはいえ、イベントシーンやムービーシーンはあくまでビリーであるため、違和感はどうしても感じてしまいます。正直に言って、アマチュアが作るパソコンゲームのMODレベルの出来であるため、過剰な期待はしないほうがよいと思います。